LIXILの浄水カートリッジ「JF-K1系(JF-K12、JF-K11、JF-K10)」をお使いの皆さん、そろそろ交換時期になっていませんか?
蛇口をひねればきれいな水が出てくる、とても便利なオールインワン浄水栓(先端プッシュタイプ)。一点だけ面倒に感じるのは、浄水カートリッジの交換作業ですよね。特に初めて交換する際は、「交換の方法がいまいちわからない」「わかるけどうまくいくか不安」「作業が面倒そう」と、交換作業が億劫になるものです。
ご安心ください!
LIXILのオールインワン浄水栓は、キッチン下の止水栓を閉める必要がない親切設計です。工具も不要で、交換作業はたったの5分ほどで完了します。
この記事では、浄水カートリッジJF-K11を使用している私が、交換手順を写真付きでどこよりもわかりやすく徹底解説します。JF-K1系カートリッジに対応している全ての方が、この記事を読めば、自信を持って交換できるようになります。
🖋️ 【まず確認】あなたの水栓とカートリッジはこれ!
水栓品番の記載位置(どこを見ればいい?)
カートリッジを購入する前に、まずはご自宅の水栓の「品番」を確認しましょう。
製品番号が貼ってある場所の目安
- 水栓の根元(正面または横): 多くのタイプはこの位置にシールが貼ってあります。
- 水栓の裏側・下側: 根元に見当たらない場合は、水栓の裏側や下側に貼られていることがあります。のぞき込むようにして確認してみてください。
水栓の品番は、下の画像のようにアルファベットと数字で構成されています。 (※製品によって始まりの文字は異なりますす)


品番の文字が小さかったり、見えにくい場所(裏側など)にあったりする場合は、スマホのカメラで写真を撮って拡大して見てくださいね!これなら確実ですし、メモ代わりにもなっておすすめですよ♪
適合水栓品番とJF-K1系カートリッジの種類
JF-K1系カートリッジは、JF-AJ461系、JF-AK461系など多くの水栓に適合します。
LIXIL JF-K1系の浄水カートリッジに対応している水栓品番は、以下の通りです。
| 浄水カートリッジ | 水栓品番 |
|---|---|
| JF-K1系 (JF-K12、JF-K11、JF-K10) | JF-AJ461系 JF-AK461系 RJF-971系 KJF-AT461系 KJF-AS461系 |
※最新情報や詳細については、必ずLIXIL公式サイトの浄水カートリッジ適合表をご確認ください。
【重要】JF-K1系カートリッジの種類と選び方
LIXILのJF-K1系カートリッジには、互換性のある3つの種類があります。数字が高いほど除去性能が高くなりますが、あなたの目的に合ったものを選ぶことができます。

ちなみに、私が現在使用しているのは、標準タイプの「JF-K11」です。性能と価格のバランスからこれを選んでいます。
| カートリッジ品番 | タイプ | 主な特徴 | 除去対象物質数 |
| JF-K10 | エコノミータイプ | 浄水機能は最低限でOK、という方に | 5+1物質除去 |
| JF-K11 | スタンダードタイプ | 高塩素除去、バランスの取れた標準モデル | 12+1物質除去 |
| JF-K12 | ハイグレードタイプ | 最上級の浄水性能、安心を求める方に | 15+3物質除去 |
【ポイント】
- これら3種類は水栓への取り付け方法、サイズ、互換性はすべて同じです。
- 交換作業は簡単ですが、どのタイプを選ぶかで水質やランニングコストが変わります。
LIXIL浄水カートリッジJF-K1系の交換方法
交換の前に準備するもの
- 新しいカートリッジ(JF-K1系)
- タオル 1〜2枚(根元の水だれ防止用。2枚あると手元も拭けて安心です)
- ビニール手袋(古いカートリッジのヌメリや汚れが手に付くのを防ぎます)
- ビニール袋(外した古いカートリッジを捨てる用。水垂れを防げます)
- 綿棒(任意)(カートリッジ差し込み口の細かい汚れを掃除するのに便利です)
水栓の各部名称を確認
交換の手順をスムーズに理解するために、まずは各部の名称を確認しておきましょう。これからの説明に出てくる用語を画像にまとめています。

【Step 1】水栓の元にタオルを巻く
まず始めに、作業中の水垂れを防ぐため、水栓の根元にタオルを巻いておきます。

ハンドシャワーを外すときに、思わぬ方向に水が飛び散っちゃうことがあるんです。事前にタオルを巻いておけば、水跳ねをしっかりガードできて安心ですよ!

【Step 2】ハンドシャワーを外す

もし水はねが心配なら、ハンドシャワーを持っていない方の手で、タオルを添えながら作業してみてください。これなら、もし水が飛び出してもすぐに吸い取れるので、より安心ですよ!
1.まずは水が出ていないことを必ず確認してください。もし出ていたら、レバーハンドルを締めて水を止めましょう。
2.ハンドシャワーの裏側にある青いボタンをしっかり押します。
3.ボタンを押したまま、ハンドシャワーを反時計回りに回します。

4.そのままハンドシャワーを上へ引き抜きます。

【Step 3】古いカートリッジを抜き、ついでに掃除する

古いカートリッジはたっぷり水を含んでいて、抜いた瞬間に水がポタポタと垂れます。抜いてから慌てないように、あらかじめビニール袋を近くに広げて置いておくのが、キッチンを汚さない最大のコツです!
1.古い浄水カートリッジを上方向にスライドして抜き取ります。

2.新しいカートリッジを入れる前に、ホルダーの中を綿棒などで軽くお掃除すると、ヌメリを防いで清潔に保てます。


抜き取った古いカートリッジは、お住まいの自治体の区分に従って処分してくださいね。中身は活性炭や不織布などが入っていますが、多くの地域では『不燃ごみ』や『プラスチックごみ』に分類されることが多いですよ。
【Step 4】新しいカートリッジを差し込む
まず、新しいカートリッジの向きをチェックしましょう。青いキャップが付いていない方を、水栓側へ差し込みます。

逆にすると、うまく水が通らなくなっちゃいます。差し込む前に『青いキャップがない方を差し込む!』と指差し確認してくださいね!

1.新しいカートリッジを、向きに注意して上から下方向へスライドさせて取り付けます。

【Step 5】ハンドシャワーを元に戻す
1.ハンドシャワーの水の出口を右(横方向)に向けた状態で、止まるところまで差し込みます。

2.ハンドシャワーを押し込みながら、今度は時計回りに回します。
水の出口が真下(正面)を向いたらセット完了です!

【Step 6】交換後の確認と通水(重要!)
交換後は、安心して使うために次の2点を必ず確認しましょう。
1.ホースの動きをチェック
ハンドシャワーを引き出して、スムーズにホースが出てくるか確認してください。もし引っかかる場合は、【Step 5】の取り付けが甘い可能性があるので、もう一度やり直してみましょう。
⚠️ もしホースがうまく出てこない場合は…
無理に引っ張らずに一度ハンドシャワーを外して、正しく取り付け直してください。
・最初からやり直して確認するなら 👉 【Step 2】ハンドシャワーを外す
・取り付けのコツ(向きや回し方)をもう一度見るなら 👉 【Step 5】ハンドシャワーを元に戻す

2.1分間の通水(捨て水)
切替ボタンを「浄水」にして、約1分間水を流しっぱなしにします。

最初は水が白く濁ったように見えたり、空気が混じってボコボコしたりすることがありますが、異常ではありません!1分経てば、美味しいお水が飲めるようになりますよ。

まとめ:定期的な交換でおいしいお水を!
LIXILの浄水カートリッジ交換は、コツさえ掴めば5分ほどで終わる簡単な作業です。毎日使うお水だからこそ、定期的にお手入れして、常に清潔な状態を保ちたいですね。
⚠️ 最後に:購入場所には十分注意してください
交換したばかりのカートリッジは、次の交換時期まで安心してお使いいただけますが、購入先には注意が必要です。実は私、以前ネットで偽物を購入してしまった苦い経験があります。
皆さんに同じ思いをしてほしくないので、現在「正規品と偽物の見分け方」を詳しくまとめた記事を準備中です。じっくり準備中なので少しお時間はいただきますが、完成したらこちらでお知らせしますので、まずは公式サイトなどの信頼できる場所から購入することを心がけてくださいね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!無事に交換できたあなたのキッチンライフが、明日からももっと快適になりますように。またいつでも遊びに来てくださいね。バイバイ♪
ラクうま健康ごはん
